トルコ料理のおいしい食べ方。
トルコ料理屋で働き出して1ヶ月(短い)、
トルコ料理とはどんなものなのか、わりと掴めてきた感じがするので所見をば。
はじめてトルコ料理屋へ行くとメニューが多くて、
しかもどんな料理かわからなくて、
何を注文しようか迷うと思います(私は迷った)。
そこで、
- トルコ料理の特徴
- 料理の種類
- おすすめの注文
以上の3つについて、ざくっと書いてみようかと思います。
1.トルコ料理の特徴
……油とヨーグルトが多い。
そればっかりじゃないけど……。。
トルコ料理に限らず、そもそも海外の料理って、和食と比べ、油を使うことが多いように感じます。揚げ物とか炒め物とか。
キャセロール(煮込み料理)とかも、わりとこってりした感じ。
また、肉料理やパンのお供として、しばしばヨーグルトソースやペーストが用いられます。
こってりした料理に、爽やかな酸味が加わって、とてもおいしいです。
このヨーグルトがあるので、他の各国料理と比べて、ギトギトした感じはありません。
油は菜種とかではなく、バターを使っているというのも大きいかも。
トルコ料理におけるヨーグルトは、デザートではなく、調味料に近い感覚で使われています。
もちろん砂糖はナシ。
また、トルコでは日常的に、お茶やコーヒーのほか、
「Ayran(アイラン)」というヨーグルトドリンクが親しまれているそうです。
こちらも砂糖はなく、それどころか、塩が少々入っています。
暑い日の熱中症防止&栄養補給に良いのだそう。
2.料理の種類
米は主食じゃありません!
いやなんか、うちのお店でもさ、
お昼ご飯に「ケバブプレート」とかいって、お肉とごはんのプレートとか、あるんだけどさ……。
………あんまおいしくないんだよね。。
べしょっとした、味のないリゾットみたいなのが出てくる。
たまに、ごはんがおいしいトルコ料理屋もあるけど、それって日本料理をよくわかってるシェフがいるんだと思う。
(注:この記事を書き始めた時点では、勤め先のトルコ料理屋で出される米はおいしくなかったのですが、最近は改善されました。今ではケバブプレートも、そこそこおいしくて人気です。)
トルコ料理では、米って主食ではなく、
料理の添え物みたいなイメージらしいです。
お肉に少し添えられてるもの、みたいな。
じゃあ主食は?
というと、パンです。
でも、予算があるのであれば是非、お肉料理といっしょにEkmek(パン)を召し上がってみてください。
トルコのパンはおいしいよ。
主菜はお肉です。
トルコは海産物もとれるらしいけど、あんまり日本では、トルコの魚料理って見かけない…なぜだろう。
肉料理では主に、鶏肉、牛肉のほか、羊肉が使われます。
有名な料理はKebab(ケバブ)。
「ケバブ」というと、あの、ぐるぐる回る肉の塊を連想するかもしれませんが、
あれはDoner kebap(回転グリル肉)です。
Donerは「回る」、Kebapは「グリル、ロースト」といった意味があります。
トルコ料理で肉料理というと、だいたい串焼肉が置いてあります。
串焼き肉も、ローストしてある肉なのでKebap(串焼きなのでsisi kebab)です。
あとはキャセロールなどの煮込み料理、
ちょっと変わった形のトルコピザ、
おなじみ伸びるアイスや甘いパイなどのデザートかな。
トルコのデザートは、砂糖や蜂蜜がたっぷりで、とても甘いです。
あ、飲み物についても少し。
前述したお茶、コーヒー、Ayranが主ですが、
お茶は色々な種類があります。
トルコの紅茶は少し濃いめ。
また、ザクロ茶などのフレーバーティーもあります。ザクロ茶は、ほんのり甘酸っぱくておいしい。見た目も透き通った赤で、とてもきれいです。
お酒は、EFESというトルコビールと、
ラクという蒸留酒が有名です……が………。。
ラクのおいしさ、私はよくわかんないです……。。
かなり、クセの強い味、とだけ。
3.おすすめの注文
とりあえず、
「串焼き盛り合わせ」「Ekmek(パン)」「ヨーグルト系のペースト」
を頼んでおけば間違いないと思います。
食後にはザクロ茶とトルコアイスを。
トルコ料理屋には水タバコを扱っているところも多いので、
喫煙に抵抗がなく、時間のあるお兄様お姉様は、食後に嗜んでみるのも良いかも。
チェリー、アップル、シナモン、カプチーノ、ミントetc...不思議な香りが数多くあります。
ちなみに水タバコの成分は、紙巻タバコと比べニコチンが少ない一方で、タールが多いそうです。
これでどっぷりトルコ気分!
「ひとりだけでそんなに食べきれないよー」「時間が無いのでパパっと済ませたい!」
という場合は、ケバブサンドを。
ケバブプレートではなく、サンドのほうがおすすめです……理由は既述のとおり。
「食事ではなくお茶をしたい」
というときは、是非、トルコのフレーバーティーを。
見た目にも味にも癒されます。
トルコ人って親しみやすい人が多いので、
おひとりさまでもお茶を一杯楽しみつつ、店員さんやマスターに話しかけてみると、
遠くて近いトルコ文化に触れられると思います。